「普茶料理」という精進料理、初体験の感想
こんばんは。
世の中の常識を疑い、自分なりの価値観探しにはまっている、ユカエです。
もうすぐクリスマスですね!
皆さんはクリスマスに特別なお食事を楽しむ習慣はありますか?
私には、20代の頃はフレンチやイタリアンレストランに行って、
クリスマス特別ディナーコースを楽しむ習慣がありました。
通常料金より高いコース代で、レストラン内満席で、サービスはあまりよくない。
お食事もその値段に見合ったものには思えない。
しかし、クリスマスだし♪ 雰囲気重視でした。
30代になってからは、雰囲気重視からどんなことが体験できるかを重視するようになりました。
今年は結婚して初めてのクリスマス。
と、いうことで、夫と一緒に、「普茶料理」を食べてきました!!
場所は、大阪 天王寺にある阪口楼さんです。
立派な門構えなのですが、周りは何故かホテル街です……
中に入ると天王寺の駅周辺の喧騒から逃れ、とても落ち着く空間です。
こちらの阪口楼さんは、全室個室!
夫と2人だけでしたが、8人は余裕で入れる広さの個室でお食事。
個室からは、河底池とその周りの緑を窓から眺めることができます。
普茶料理という言葉自体、今回初めて知りました。
先日のブログで書いた和み堂オーナーの石田先生から教えていただきました。
普茶料理とは、
三百有余年の歴史ある料理で、普茶とは「あまねく衆人に茶を施す」という意味で、
本来は、法要の後のお茶席の時にいただく料理だったとのこと。
葛と油脂を上手く使うのが特徴で、代表的な料理としては、
胡麻豆腐や揚げものなど。
精進料理だからあっさりした味のみ、というわけではなく、
深い味わいも兼ね備えています。
また、胡麻・豆類を中心として調理されるため、
タンパク質が非常に充実しているのが嬉しいところ♪
本日のお料理でも、それらの特徴は十分に感じることができました。
精進料理の一種なので、お腹いっぱいにならないかも。と少し心配していたのですが、
おなかいっぱい!!
大、満足です!
素材のおいしさと、深い味わいがなんとも言えず、
私好みでした~~~
普茶料理の代表格、胡麻豆腐。
本日は、椎茸の胡麻豆腐でした。
寿免(スメ)
精進出汁仕立てのすまし汁。
馬鈴薯餅美味しかった~~~。出汁のお味も最高。
箏羹(しゅんかん)
旬の野菜や乾物の煮物などを大皿に盛り合わせた一皿。
普茶料理の中の華。
色合いもキレイだし、それぞれの味・食感もGood!!!
油茲といわれる揚げもの。
一見てんぷらのようですが、素材や衣自体に味がついていて唐揚げに近いお料理。
紀州梅干し蜜煮は、大きい梅干しにはちみつがほどよく煮詰められていてとっても美味しかった!しかし、はちみつアレルギーの私は、ちいさく二口で泣く泣く終了。
雲片(うんぺん)
大豆と玉ねぎの湯葉巻き、う~~~ん、もう一回食べたい!!
本日のコース内容はこちら
なぜ私は今回普茶料理を食べに行ったのだろうか?
石田先生から話を聞いて、直感で、「食べてみたい!」「阪口楼さんに行ってみたい!」と思ったんです。
自分の中の味覚や、”食事”に対する概念がいろいろと変化してきているのだと思います。
興味を持つ対象が変わってきています。
今回訪れた阪口楼さんの公式ホームページはこちらです。
最後に夫と。どアップ写真。
日本庭園見ると心が和みます。落ち着きます。
普茶料理そのものを気に入ったのはもちろんのこと、
阪口楼さんの雰囲気も心地よかったです。
大切な人と一緒にまた訪れたいお店です。
日本庭園といえば、
10月にリッツカールトン京都に宿泊した際、部屋にプライベート日本庭園がついてました!
私は海より山・緑派です♪
皆さんも素敵なクリスマスを~~~!