落ち込まない私がさらに強くなった!大好きな上司からのことば

先日、Facebookを見ていると、私の社会人生活初めての上司 Hさんへの誕生日お祝いメッセージが流れてきました。

Hさん、お誕生日おめでとうございます。と私もメッセージを投稿しつつ、Hさんからいただいた言葉を改めて思い出しました。

 

社会人1年目の時なので、もう10年以上前のこと。

そもそも私の捉え方が間違っていたかもしれないし、長年の時を経て、自分の中で言葉を変換してしまっているかもしれません。

でも、今となっては、そんなのはどうでも良い。

私の記憶の中に残っているのは、Hさんが私のことを想ってあたたかい言葉を言ってくださったという変わることない事実。

そして、その言葉(正確にいうとその言葉そのものではなく、その言葉を言ってくださった上司への信頼や尊敬の念)によって、私の社会人としての魂レベルは上がったということ(そう願いたい)。

 

社会人1年目。研修後、7月にチーム配属され、1カ月半ほどの期間で先輩から業務を引き継ぎ。その先輩は退職することが決まっていました。

 

右も左も分からぬまま、あっという間に引継ぎ期間は過ぎ…
月に何千万もの予算を使って、広告代理店とともにインターネット広告の運用をする業務担当になりました。

クレジットカードの新規会員を募集する広告のため、毎日何名入会したか数字ですぐに状況が分かります。数字のプレッシャーを感じることは無かったと言ったらウソになりますが、逆に数字がすぐに出るからこそ仕事のやりがいを感じていました。

 

しかし、その時の私は広告代理店の担当者 Kさんとどんな風に接して日々仕事のやりとりをしたら良いのか、掴めずにいました。

「私の会社がいわゆるお客さんの立場で、お金を払って広告代理店に仕事をお願いしている。しかし、私は社会人一年目で、インターネット広告のことなんて何も分からない。こんなペーペーが経験のある年上のKさんに指示をしたり、異論を唱えたりしても良いのだろうか?」

 

面談時、上司にその旨を話して相談したところ…

もともと落ち込まない私がさらに強くなってしまいました。

その言葉とは、

 

「乾さんは、友達の前での乾さん。家族の前での乾さん。恋人の前での乾さん。会社の中での乾さん。などなど。いろんな乾さんがいる。もし仕事で誰かから何か辛いことや嫌なことを言われたとしても、それは仕事をしている乾さんに対して言う言葉。友達の前での乾さんのことまで悪くは言っていないし、乾さん自身を否定する言葉ではないんですよ。だから、恐れることなく、思ったことは伝えたほうが良い。

そして、乾さんは、この会社の代表としてその広告代理店との仕事をしているのですから、新卒で一年目だからとかインターネット広告はまだまだ全然知らない世界だからとか、そういう姿勢・思考で仕事を捉えているのでは困ります。会社としてはその業務は乾さんに任せているのですから、会社の代表として、責任をもって、代理店Kさんとお仕事をしてください。」

 

あ~~~~~!そうか!!!私はなんて甘かったのか。

自分のことしか考えていなかったのです。社会人失格です。

この業務は会社で私しかおこなっていない。私が代表なのだ!と。

新卒で~とか引継ぎ受けたばかりだし~なんて言っているのはとても恥ずかしいことなのです。

 

上司からこの言葉を言ってもらってから、思考ががらりと変わりました。

思考が変われば行動も変わりました。

 

仕事で悲しいことや辛いこと・理不尽だなぁと思うことがあっても、その感情は会社で働く乾有佳恵としての感情と捉え、プライベートには全く持ち込まないようになりました。

また、仕事でやり遂げたいことや感じたこと・伝えるべきことがあれば、その業務の代表なのだという認識をもって、代理店Kさんにはもちろんのこと、相手の役職・立場などにも臆せず、周りの人に伝えることができるようになりました。

 

もちろん仕事でミスをしてしまった時は、しっかりと反省して、次の行動に活かしました。しかし、ミスをしてしまったとズルズル引きずってそのことばかり考えることはありませんでした。

 

上司Hさんからの言葉で、仕事に取り組む姿勢が変わり、仕事がより楽しくなりましたし、チームとしての成果も良くなりました。

 

素晴らしい言葉を贈ってくださった上司 Hさんに、今でも心から感謝しています。

 

私の社会人人生、いつも尊敬できる素晴らしい上司のもと、仕事をさせてもらってきました。

他の上司の誕生日が近くなったら、こんどは、「大好きな上司の口癖」について記事に書きたいと思います(^^)